スポンサードリンク
食物依存性運動誘発アナフィラキシー(FDEIA)の中で、小麦アレルギーの特殊型である 小麦依存性運動誘発アナフィラキシー(WDEIA)は、小麦摂取と運動負荷が重なる事で症状が発現する病態をいいます。このWDEIAを誘発するものとして、小麦アレルゲンコンポーネント(構成蛋白)である ω-5グリアジン(オメガファイブグリアジン)が注目されています。
小麦アレルギーは卵・牛乳についで頻度が高い食物アレルギーですが、アレルギー検査で特異的IgEが陽性でも摂取可能な場合が少なくなく比較的診断が難しいもののひとつです。
小麦のアレルゲンはアルブミン・グロブリンなどの水溶性タンパク質とグルテンと呼ばれているグリアジン・グルテニンなどの不溶性タンパク質の2つに大別されます。小麦アレルゲン中のコンポーネントは、主にパン職人における気管支喘息を対象として研究されており、WDEIAにおいてグリアジン分画が主要なコンポーネントである事が皮膚試験およびIgEイムノブロッティング法によって分かっています。その中でもω-5グリアジンが最も頻度の高いアレルゲンコンポーネントであることが突き止められ、ω-5グリアジンに対する特異的IgEの測定はWDEIAの診断に有用と考えられています。
小麦の特異的IgEがクラス3以上の強陽性であっても、小麦摂取で症状を発現しない症例も少なくありませんが、特異的IgEの小麦陽性でかつω-5グリアジン陽性の場合は小麦アレルギーと診断できる可能性が高くなります。一方、小麦陽性でω-5グリアジン陰性となった場合には負荷試験による診断が必要になります。
▽ω-5グリアジンと小麦依存性運動誘発アナフィラキシー のキーワード
▽次の記事、前の記事
スポンサードリンク
当サイトのRSS
新着アイテム
ジャンル
Copyright (C) 2008
by アレルギー・もっと知りたいアレルギーのこと。