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トリコスポロン・アサヒ(Trichosporon asahii )は、毛芽胞菌とも呼ばれ、子嚢菌門 小胞子嚢菌類 ピエドライア科に分類される真菌(カビ)の一種です。このトリコスポロンに対してアレルギー反応を起こし、その結果肺炎を起こすのが夏型過敏性肺炎です。

夏型過敏性肺炎は、夏に発症し、秋には症状が消え、数年にわたって同じ季節になると繰り返す傾向がある、わが国独特の病気です。
その原因は、トリコスポロンを、知らず知らずのうちに吸い込むことによって起こり、主にエアコンが原因となる事が多いため、5月から10月の間だけ症状が現れることが多いとされています。トリコスポロンは他にも台所や浴室にも多く繁殖しています。
症状として、多くの場合は抗原となるカビを吸い込んでから4〜6時間後に、咳や痰・発熱などの軽い風邪のような症状で始まります。風邪だと思って放っておくとどんどん症状が重くなり、次第に息切れなどの呼吸困難を伴う肺炎の症状が現れるようになります。症状は8〜12時間持続しますが、その環境のままだと症状はそれ以降も続き、その環境から離れると数日から10日で症状がおさまります。
環境の改善をせずこの状態を何年も繰り返すと、肺が繊維化しぶ厚くなり、肺繊維症という慢性的な病気につながる場合もあるので注意が必要です。
最も大切なのは原因となる抗原を取り除くということです。特別の治療がなくとも、入院して抗原から遠ざける事により症状の改善をみることも多い疾患です。
薬物療法としてはステロイドが中心で、症状に合わせて対症療法を行います。
このトリコスポロン・アサヒに対する抗体を血液で検査することができます。
検査名:抗トリコスポロン・アサヒ抗体
検査材料:血清
測定方法:ELISA法
判定基準:単位(CAI)
0.15未満 陰性
0.15以上0.30未満 判定保留
0.30以上 陽性
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