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直接刺激による気道過敏性試験の測定方法については、アメリカ胸部疾患学会(American Thoracic Society:ATS)がtwo-minute tidal breathing法とfive-breath dosimeter法の2つを推奨しています。実際にはそれぞれいくつかの変法があり統一されていません。日本では、日本アレルギー学会による標準法、アストグラフ法が代表的な方法です。
間接刺激で一般的に行われているのは喘息運動負荷試験です。
検査前には気管支拡張薬の使用を中止し、検査当日は被検者に呼吸困難がなく、喘鳴を聴取しないことを確認します。また検査前の1秒率(FEV1/FVC)は70%以上が望ましい。
・日本アレルギー学会による標準法
安全性と簡易性を考慮し、どの施設でも行うことができ、ほぼ一様な結果が得られるように作成されたtidal breathing法の変法です。
DeVilbiss646ネブライザーを用い、圧搾空気5L/minで発生させたエアロゾルを安静換気で2分間吸入させ、アセチルコリンまたはヒスタミン吸入後にFEV1を測定し、20%以上低下するまで順次濃度を上げて繰り返します。FEV1が基準FEV1と比較して20%以上低下した時点の薬液濃度を閾値とし気道過敏性の指標とします。
吸入液は2倍希釈系列のアセチルコリン(39〜20,000μg/ml)あるいはヒスタミン(20〜10,000μg/ml)の10段階溶液を用います。
気道過敏性とは、気道が何らかの刺激を受けた時、通常よりも過剰に収縮反応を起こすことをいいます。健常人に比べて気管支喘息患者では気道過敏性が明らかに高いことが、これまでに多く報告されています。
気道過敏性の成立には、気道炎症が重要で、気道炎症は炎症細胞浸潤・気道上皮障害・サイトカインやメディエーター(伝達物質)の遊離を起し、さまざまな機序で気管平滑筋の反応性を亢進させ、気道過敏性を成立させるとされていますが、まだ不明な点も多いようです。
肥満者の割合は近年増加傾向にあり、アレルギー疾患のうちでも、特に 喘息 が肥満とのかかわりにおいて注目されています。「喘息予防・管理ガイドライン2009」にも、肥満が成人喘息の発病・憎悪の両方に関与する事が記載されています。
体重・体格指数(BMI)が高いほど喘息発病のリスクが高まることが、登録看護師(女性)を対象としたアメリカの免疫研究により1999年に明らかになりました。
血清総IgE値やアレルゲン感作が肥満により増強するとの報告は少なく、アレルギー性喘息と肥満の関連は強くないと考えられているのに対し、肥満は非アレルギー性喘息発症とよく相関し、とくに女性においてより顕著です。
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