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アレルギー疾患 に対する新たな 免疫療法 として、舌下減感作療法 や ペプチド療法 が注目されています。
舌下減感作療法は、従来の皮下投与法と異なり、精製された液体アレルゲンを舌下投与する方法です。有効率も従来の皮下投与方法と比べても遜色ない7割程度と報告されています。2年間以上にわたる長期投与を要するという点では従来のものと変わりありませんが、通院の回数や注射による精神的な苦痛を減らすことができ、今後の普及が期待されています。
新しい アレルギー の治療薬として注目すべきものは、ヒト化抗IgEモノクローナル抗体である オマリズマブ(ゾレア)です。遊離IgEのCε3部分と結合し、IgE抗体と細胞膜上に存在する高親和性受容体(FcεRI)の結合を阻害することで、マスト細胞などからの 炎症性メディエーター の放出を制御します。
近年、日本も含め先進国において、とくに アレルギー疾患 の罹患率が増加傾向にあります。具体的には、ここ10年で 気管支喘息 は2〜3倍に増え、花粉症 を含む アレルギー性鼻炎 は30%増加しています。花粉飛散量の増加や乳児期におけるエンドトキシン暴露量の減量などの環境変化だけでなく、個々の環境に対する免疫学的な変化、すなわち免疫反応に関与する制御性T細胞の量的質的異常が、罹患率上昇に寄与していると考えられています。
罹患率の上昇とは逆行して、気管支喘息のコントロールは、吸入ステロイド薬の普及により改善の一途をたどっています。
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