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茶のしずく石鹸等に含まれた加水分解コムギ(グルパール19S)による即時型コムギアレルギーの診断基準は次のようにまとめられています。化粧品中のタンパク加水分解物の安全性に関する特別委員会作成 (2011.10.11)
・確実例:以下の1)2)3)をすべて満たす。
1)加水分解コムギ(グルパール19S)を含有する茶のしずく石鹸等を使用したことがある。
2)以下のうち少なくとも一つの臨床症状があった。
a)加水分解コムギ(グルパール19S)を含有する茶のしずく石鹸等を使用して数分後から30分以内に接触蕁麻疹(痒み・眼瞼浮腫・鼻汁・膨疹など)が出現した。
b)小麦製品摂取後4時間以内に痒み・膨疹・眼瞼浮腫・鼻汁・呼吸困難・悪心・嘔吐・腹痛・下痢・血圧低下などの全身症状がでた。
アウトグロー とは、小児の成長に伴って慢性疾患が寛解・治癒する事をいいます。アレルギー疾患 では、食物アレルギーが就学前までに、気管支喘息は思春期前後にアウトグローすることが知られています。一方、アトピー性皮膚炎は乳児期に発症した者のなかで2・3歳までに軽快・消失する一群がありますが、多くはあきらかなアウトグローがありません。アレルギー性鼻炎についてもアウトグローはみられません。
なぜ成長とともに疾患が寛解するのか、なぜ疾患によって異なるのかについては不明な点が多いのですが、アウトグローのメカニズムを解明することで新たな治療法につながる可能性があることも確かです。
食物アレルギーでアウトグローが認められやすいのは、新生児消化器症状、乳児期発症の即時型アレルギー(食物アレルギーの関与する乳児アトピー性皮膚炎を含む)です。アレルゲンは、前者では牛乳、後者では鶏卵・牛乳・小麦です。
花粉-食物アレルギー症候群(pollen-food allergy syndrome:PFASまたはPFS)は、口腔アレルギー症候群(OAS)のなかで感作アレルゲンが花粉の場合をいいます。
症状としては口腔症状が主で、感作花粉の飛散時期に発症または症状が強くなります。さらに原因食物を繰り返し摂取し続けると症状が重篤になることや、アナフィラキシーがみられることもあります。
近年食物アレルギーはクラス1およびクラス2の2つに大別されるようになってきています。クラス1は食物が消化管で消化吸収されて感作が成立し、アレルギー症状が誘発されるものをいいます。これに対してクラス2は、感作の成立と症状の誘発に別々のアレルゲン(主にタンパク)が関与し、両者の交差性により症状が誘発されるものです。交差性を有するアレルゲンとしては、植物生体防御タンパク質であるPR-10が有名ですが、シラカンバ花粉の主要アレルゲンであるBetv1およびブナ目花粉の主要アレルゲンはいずれもPR-10で、強い交差性が報告されています。
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