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by アレルギー・もっと知りたいアレルギーのこと。
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アウトグロー とは、小児の成長に伴って慢性疾患が寛解・治癒する事をいいます。アレルギー疾患 では、食物アレルギーが就学前までに、気管支喘息は思春期前後にアウトグローすることが知られています。一方、アトピー性皮膚炎は乳児期に発症した者のなかで2・3歳までに軽快・消失する一群がありますが、多くはあきらかなアウトグローがありません。アレルギー性鼻炎についてもアウトグローはみられません。
なぜ成長とともに疾患が寛解するのか、なぜ疾患によって異なるのかについては不明な点が多いのですが、アウトグローのメカニズムを解明することで新たな治療法につながる可能性があることも確かです。
食物アレルギーでアウトグローが認められやすいのは、新生児消化器症状、乳児期発症の即時型アレルギー(食物アレルギーの関与する乳児アトピー性皮膚炎を含む)です。アレルゲンは、前者では牛乳、後者では鶏卵・牛乳・小麦です。
花粉-食物アレルギー症候群(pollen-food allergy syndrome:PFASまたはPFS)は、口腔アレルギー症候群(OAS)のなかで感作アレルゲンが花粉の場合をいいます。
症状としては口腔症状が主で、感作花粉の飛散時期に発症または症状が強くなります。さらに原因食物を繰り返し摂取し続けると症状が重篤になることや、アナフィラキシーがみられることもあります。
近年食物アレルギーはクラス1およびクラス2の2つに大別されるようになってきています。クラス1は食物が消化管で消化吸収されて感作が成立し、アレルギー症状が誘発されるものをいいます。これに対してクラス2は、感作の成立と症状の誘発に別々のアレルゲン(主にタンパク)が関与し、両者の交差性により症状が誘発されるものです。交差性を有するアレルゲンとしては、植物生体防御タンパク質であるPR-10が有名ですが、シラカンバ花粉の主要アレルゲンであるBetv1およびブナ目花粉の主要アレルゲンはいずれもPR-10で、強い交差性が報告されています。
花粉症患者が低年齢化していることは、鼻アレルギー診療のガイドラインにもあるように、スギ花粉有病率はほとんどの年齢層で増加しています。5〜9歳では7.5%から13.7%とほぼ倍増しています(1998年と2008年の比較)。スギ特異的IgE陽性率は、アレルギー疾患を持つ小児で乳幼児期の7.6%から幼児期後半には58.5%に急増し、学童以上では約60%であるとの報告もあります。非アレルギー児でも幼児期後半から徐々に陽性率が増加し、思春期には40%を超えることから、小児のスギ花粉感作の多くが就学前に成立する事がうかがえます。必ずしも特異IgE陽性がすべて花粉症ではありませんが、発症の可能性があるため注意が必要です。
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